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田戸先生がアメリカの学会に参加してきました 2016.3.15
今回は、田戸先生からアメリカ学会
VSSO(Veterinary Society of Surgical Oncology)報告ブログです。
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腫瘍科の田戸です。
2月に獣医腫瘍外科の会合に参加してきました。
この会合は2年に1度開催される大会で今回の場所は
カリフォルニアのナパバレーです。
ワインで有名な所ですが、主に室内で腫瘍の話ばかりしていました
日本からは酪農学園大学の廉沢先生、北海道大学の細谷先生、
松原動物病院の小山田先生、そしてVRセンターからは田戸の
4人が参加しました
以前、日本に来た腫瘍外科のDr. Rod StrawやDr. Julius Liptak や
Dr. Nick Baconとの再会もあり、新たな先生との出会いもありました。
みんな腫瘍外科の論文や学会でのおなじみの面々です。
Dr.Rod.Strawはコロラド州立大学で獣医腫瘍外科を
発展させたチームの1人で、現在はオーストラリアの
ブリスベンで二次診療施設を運営しています
私自身も以前にその病院に研修に行っており
お世話になった先生です。
左の写真はセミナーで日本に来た時に太秦映画村を
案内しその時に撮影したもので、その日以来の再会でした
Dr.Julius Liptakも多くの教科書や論文に名を連ねている先生です。
左の写真は奈良観光に行った時のものです
偉い先生ですが、すごく気さくで手術の相談などにも真摯に答えてくれます。
パーティーもあり、ワインも飲みましたが勉強がメインでした
会合では骨肉腫、肥満細胞腫、メラノーマ、最小侵襲外科
最新の研究報告が大きなトピックスとして議題に上がり
獣医師だけではなく医師も招いての議論も行われていました。
スマートフォン・タブレットのアプリを使ってカリキュラムが
進行しています
各議題に対しての投票がリアルタイムで集計され
コンセンサスが形成されていく現場に立ち会ってきました。
海外の先生と過ごしていて感じるのは、議論が活発なことです
日本人は議論が苦手と言われていますが、日本の学会でも
ドンドン議論が盛り上がる事を期待してやみません。
今回得られた情報を日々の診療や手術に生かしていく事は
もちろんですが、今後は日本からも世界に向けて情報発信を
行いたいと考えています