ネオベッツVRセンター(MRI・CT完備)|大阪の動物病院

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戸次先生 海外学会報告(ACVS SURGERY SUMMIT)                       2016.11.15

先月、宇根先生と戸次先生がアメリカで開催された
学会に参加していました。
どんな学会だったのか、戸次先生からの報告です

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整形外科の戸次です。

アメリカ合衆国 ワシントン州シアトルにある
Washington State Convention Center、10/5-8まで
開催されていたACVS SURGERY SUMMITという学会に
宇根副代表と共に参加してきました。

ACVSとは、American College of Veterinary Surgeonsの略で
アメリカの獣医外科専門医の組織です。

我々の目的は、欧米獣医療の最新情報を手に入れ、日々の診療に
役立てることです

宇根副代表は軟部外科や神経外科の講義を、私は整形外科の
講義を聴講してきました。

私が聴講した整形外科の内容は、以下です。

 October 6
Arthroscopy(関節鏡手術)
   関節鏡手術は、低侵襲手術の一つです。
     主に膝関節、肘関節、肩関節でその効果を発揮します。

   主に肘関節疾患(Medial Coronoid DiseaseUAP(肘突起分離症)、
   OCD
(離断性骨軟骨症))に関する治療及びその適応が中心となる
   内容でした。

 October 7
Orthopedic Trauma(骨折治療)
   本邦の学会でも“骨折治療”の講義は開催されており、整形外科では
   外せない内容です。

    私が注目したのは、MIPO(Minimam Invasive Plate Osteosynthesis)
   MIS(Minimam Invasive Surgery)という低侵襲で骨折治療を行う手技の
    講義です。

    ネオベッツVRセンターでも以前より積極的に実践している手術の一つです。
    今回の講義では、様々な部位での骨折で実施されており、その適応
    範囲の広さを実感しました。

    文献や海外成書では少しわかりづらかった内容も非常にわかりやすく
     講義されており、より安全で確実な治療が実践できると感じました。

 October 8
Orthopedic Surgery(整形外科):Living on the Edge
Stifle Surgery(膝関節外科)
   最終日は、朝からたくさんの講義が並んでいました。
   その中で興味を惹かれた分野は、膝関節外科でした。

   膝関節外科のトピックは、前十字靭帯損傷についてでした。
   この疾患は、ネオベッツVRセンターで数多く治療している関節疾患の
    一つであり、適切な外科治療を行わないと重篤な症状を生じる疾病です。

   特に前十字靭帯損傷に関する病因や予後を左右する半月板の治療、
    そして新たな関節内法の報告、救済手術として知られる膝関節固定術など
    興味をそそられるものばかりでした。



帰国後も再度proceeding(抄録)を読み直し、日々の診療に役立て、
来院される患者動物にとってより良い獣医療を提供できるよう
努めていこうと思っております。