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マイクロチップのお話 2012.7.24
マイクロチップをご存知ですか
先日、マイクロチップに関するお話を聴いてきました
当センターでは問診表を記入して頂く時に
マイクロチップが入っているかお伺いしています。
「マイクロチップって何ですか?」と聞かれることも
多々あります。
「体の中に入れる迷子札です」とお伝えすると
「そんな物入れてないです。。。。」と
おっしゃられる方も。
体の中に小さなチップを入れることに抵抗を
感じる方が多いな・・・という印象です。
マイクロチップがどんな物かというと・・・・
直径2㎜、長さ8~12㎜のガラス面で覆われた
円筒形の小さなものです。
装着は注射針より少し太い針で注入器を使って注入します。
犬や猫は首の後ろの皮膚の下に入れます。
体の中で移動することはないそうです。
マイクロチップには15桁の数字が記録されていて
専用の機械で数字を読み取ります
装着は動物病院で行ってくれます。
当センターでは装着は行っていません。
数字を読み取る機械は置いてますが・・・・
装着後はAIPOという動物の個体識別データを
管理している組織に登録します
すると・・・・
迷子になった時や災害時、マイクロチップの数字を読み取り
AIPOで登録情報を確認すると、身元がすぐに分かります
現在、犬や猫は首輪や名札に連絡先を書いて
身につけている動物たちが多数です
首輪や名札はなくなってしまうこともあるので
耐久性の高いマイクロチップを併せて装着することが
薦められています
日本ではマイクロチップを装着している
犬と猫は約3%しかいないそうです。
(平成23年調査)
欧米ではイギリス・ヨーロッパで230万頭
アメリカで100万頭とかなり普及しています。
(平成20年調査)
先月、当センターに初診で来院された動物たちも
マイクロチップを装着していた動物は18頭。
わずか8%でした。
東日本大震災後、動物たちの災害対策がより認識され
マイクロチップの普及が呼びかけられています。
今回はもしもの時に役立つマイクロチップについての
プチ情報でした