ネオベッツVRセンター(MRI・CT完備)|大阪の動物病院

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MRI室を紹介します                                           2013.7.30

今回は、当センターのMRI室について紹介します
MRI検査は、月平均85件行っています。

先生の問診後、動物たちは飼い主さんと
約1時間半~2時間離れ離れになります・・・・

動物たちはどんな検査室に行っているのかご紹介します。

診察室で飼い主さんと別れた後、処置室へ移動します
そして、MRIの検査に必要な全身麻酔をかける準備に入ります。

 まず、チクリと注射を・・・麻酔薬をうちます。
 この麻酔で動物たちは痛みを感じなくなります

 検査中は、吸入麻酔を使って、気管チューブから
 直接肺に麻酔を入れています。
 その為に使うのが写真の器具です

 白いパックに入った管が気管チューブ。
 この管を喉に通す時に使うのが真中の器具、喉頭鏡。
 気管チューブがすんなり入るようサポートする器具です。

 左端の器具は、気管チューブを入れる時
 動物たちの口を開けた状態に固定する器具です。
 

 気管チューブが入ったら、急いでこの青い扉の向こうへ・・・
 この扉の中がMRI室。
 とても強い磁場がでているので、金物は禁止
 

MRI室の中はちょっと近未来的
動物たちは写真中央の緑のマットが敷いてある上に
寝かせられます。
奥の丸いドームの中へ台がスライドしたら、撮影開始。
約45分~1時間、麻酔で眠っている間に撮影は行われます。
撮影中は先生ともお別れMRI室で1人1匹ぼっち

先生はというと・・・・
隣の操作室で、たんさんのモニターを見ながら
動物たちの安全を確認しつつ、MRIの画像を見ています。
5つのモニターが何かというと
 上段左モニターで、撮影中の動物の様子を確認
 上段右モニターで、心電図など細かいモニタリング
 下段左モニターで、MRIの機械から届く撮影データの条件を設定
 下段中央モニターで、左側のモニターから送られてくるMRI画像の確認
 下段右モニターは、電子カルテ

そしてMRIの機械は常に冷やしておかないといけないので
MRI室はいつも低温設定です

    
別機械で、MRIの機械自体も冷やしています

MRIの撮影が終わったら、処置室へ リターン
呼吸を補助してくれる麻酔器の元へ
徐々に麻酔を体外へだしていき
動物たちはお目覚めです
       

   
目が覚めたら・・・・・眠る前と同じ光景です
MRI室に行っていたことは、きっと夢の中の出来事
< br />この後、撮影画像ができあがったら先生が
画像を見ながら検査結果のお話を行います。
   
その間、動物たちはぼんやりしながら、麻酔で冷えた身体を
動物看護師に温めてもらっています

麻酔が覚めて、シャっきりしたら待合で飼い主さんと再会
再会を喜ぶ飼い主さんと動物たちの間には
いつも様々ない~い空気が流れてます
みんなお疲れさま

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