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白内障手術機械を新しく導入しました 2015.9.25
今回は眼科に新しく入った手術機械の紹介をしたいと思います
名前はホワイトスター シグニチャー(AMO社製)で
白内障手術に使う機械です
今まではアルコン社製のレガシーを使用しておりました。
今までの機械でも十分によい機械なのですが、手術機械の
発展は日進月歩、今回の新しい機械はさらに性能が
パワーアップしております
以前のブログでも書きましたが、白内障になった水晶体は
点眼では透明にはなりません
濁ってしまった水晶体を取り除き、人工レンズに入れ替えるのですが
この機械は水晶体をとりのぞくための機械なのです。
水晶体は柔らかいものではなく(高齢になるとさらに固くなります)、
小さな術創から取り除くためには一度砕いて小さくしてからでないと
取り除けません。
(写真は以前の機械で行った時のものです)
その上、取り除くために内部を吸引すると眼の中の圧力が
下がってしまうため、眼の中の圧力を一定に保つために
吸った分だけ還流液(眼の中を洗い流す液)を入れなければ
なりません。
そのため精密なコンピューター制御が必要になります。
その部分が日々進歩しているわけです。
今度の機械は、今までにはないポンプ機能が追加搭載されており、
今まで難しかった症例でも、さらに短時間で安全に水晶体の除去が
出来るようになりました
本格稼働にはもう少しかかりますが、今後の白内障手術において
十分に成果を発揮してくれることを期待します