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VNブログ 【動物病院でのストレスを少しでも減らす方法】 2016.7.16
今月のVNブログは岡本動物看護師から
動物病院でのストレスを少しでも減らす方法のお話です。
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去年の9月にVRセンターに入社した、動物看護師の岡本です。
動物看護師になり今年で、10年目になります。
VRセンターで勤務する前は、エキゾチックアニマルの診療補助や
仔犬のしつけ教室を担当していました。
VRセンターでは、重症な子や麻酔をかけて検査や手術を受ける子が
多く来院するため、少しでも患者様・飼い主様の不安やストレスの
緩和を心がけ、診療の補助をしております。
少し私の家族も紹介させて頂きます
名前:ツミ木(ツミキ)
犬種:ウィペット
生年月日:2012年5月11日 (現在4歳)
性別:女の子(避妊済み)
出身地:広島
今まで、鳥やモルモットなどエキゾチックアニマルとしか一緒に
暮らした事がなかったのですが、もっと犬の事が知りたくて
悩みに悩んでお家に迎えた念願の子です
特徴は鳴き方で、少し変わっており「アウアウ」と鳴き
「ワンワン」言えません
待合室にある動物看護師紹介コーナーに私と一緒に写っているので
良かったらご覧ください。
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今回、私からは「動物病院でのストレスを少しでも減らす方法」
についてお話しさせて頂きます。
健康なワンちゃんでも、狂犬病ワクチンや混合ワクチン
ノミ・ダニ・フィラリヤ予防で、年に1回は動物病院へ訪れる
機会があると思います。
また、怪我や病気になると、場合によっては入院が
必要になる事もあります。
ワンちゃんにとって病院でされる事=自分にとって大事な事なんだ
と理解してもらうのはとても難しいです
例えば病院に来て9つ良い事があり1つだけ嫌な事で終われば
許してくれるかもしれませんが、1つも良い事なく10の嫌な事で
終われば誰でも嫌いになると思います。
苦手な場所で、苦手な人たちに囲まれ治療や入院をすると
ストレスで免疫を下げてしまい、それにより治療が長引いて
しまう事もあります
実際に、入院中に緊張のあまり食事がとれなかったり
お顔を拭いてあげたくても咬みにきてしまうのでケアが
出来なくなってしまうケースもあります。
そこで、病院に対する苦手意識を無くすために日頃から
出来る事を幾つか紹介します
散歩中に病院の近くを通った際、中に入らなくても
駐車場や玄関で大好物のオヤツをあげる。
嘔吐や下痢の症状がなければ、待合室で待っている間や
診察後にご褒美としてオヤツをあげる。
受付・動物看護師・トリマー・獣医師などスタッフから
オヤツをあげてもらう。
ホテルとして利用できる病院や、トリミングを行っている
病院があれば活用する。
などです。
病気も予防が大切な様に、病院に対しても苦手意識を持つ前に
苦手と思わせない事が大切です
そのためには、子犬の頃からのしつけも重要となってきます。
最近では、子犬のしつけ教室を開催している病院もありますので
参加するのも一つです。
子犬に限らず1歳を超えているワンちゃんでも、時間はかかりますが
病院でのストレスを軽減できるので日頃から練習する事が大切です。
ワンちゃんがより良い生活を送れるように一緒に練習してみて下さい
しつけで分からない事や、上手くいかない事などあればお気軽に
御相談下さい