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H28年度獣医学術近畿地区学会 受賞報告                               2016.10.20

10/9(日)、H28年度獣医学術近畿地区学会が行われました。
VRセンターからも複数の先生が参加し症例発表を行いました

今年も2名の先生が受賞しました
澤木先生が優秀研究褒賞
   発表演題『ハンセンⅡ型椎間板ヘルニアに対する
                  部分側方椎体切除術・片側椎弓切除術の治療予後』

王寺先生が学術奨励賞
      発表演題『外科的に治療した脊椎後弯症のイヌの1例』

今年の受賞はどちらも神経系の発表でした。

発表演題だけでは、どんな内容かピンとこないと思います
澤木先生に発表内容を解説してもいらいました

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演題名:ハンセンⅡ型椎間板ヘルニアに対する
      部分側方椎体切除術・片側椎弓切除術の治療予後

演題内容の解説
「ハンセンⅡ型」椎間板ヘルニア(詳しくは病気のお話ブログ
椎間板ヘルニア」を御参照下さい)の病気の治療(手術)に
関する発表です。

今まで実施機会の多かった片側椎弓切除術と、
新たなPLC(部分側方椎体切除術)の2種類の
手術方法を比較しました。
従来の手術方法と比較してPLCでは、回復率や
回復までのスピードが、かなり改善することが
分かりました。
簡潔に表現すると「従来よりも成績の良い手術方法
(治療法)ができました」ということになります。


新たな手術方法の部分側方椎体切除術:PLCとは?
英語では、Partial Lateral Corpectomyという名前の手術方法です。

「下方向(お腹側)から盛り上る椎間板に対して」効果的に
椎間板(神経を圧迫しているもの)を摘出する方法で
一般的に実施される片側椎弓切除術という手術方法とは
異なるコンセプトの手術になります。

図を御覧頂くと、その違いが分かりやすいと思います。
片側椎弓切除術では斜めから、PLCでは横方向から
アプローチすることによって、神経を可能な限り触らずに
神経を圧迫する邪魔ものの椎間板を切除する方法です。
成績も良いことからハンセンⅡ型椎間板ヘルニアの治療に朗報です