ネオベッツVRセンター(MRI・CT完備)|大阪の動物病院

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新規導入機器紹介:第1弾 (Primado2 total surgical system)                  2017.9.27

今回から数回に亘りVRセンターに導入した機器を紹介します
第1弾は、先月導入した手術器具を整形外科の戸次先生が紹介します。

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整形外科用パワーツールとは
手術中のドリルやインプラントの固定などを
行うために
特別に設計された装置のことをいいます。

我々は、整形外科用パワーツールとして
● J&J depuy synthes 社製の “colibriⅡ”
● Stryker社製の 
CORE universal driver”
● Arthrex社製の “Arthrex 300 power system
を使用してきました。

これに新たに2017.8月に
ナカニシ社製トータルサージカルシステム “プリマド2 を導入しました


それぞれの機器の違いは、グリップの大きさ、重さ、回転数、
オシレーティング機能、アタッチメントなど少しずつ異なっております。

“ちょっとした違い”かもしれませんが、外科医として“ちょっとした違い”を
追求することで、手術時間の短縮や手術成績の向上につながり、動物に

優しい治療につながると我々は考えています。

今回のナカニシ社製 “プリマド2” は、グリップサイズが小さく、
重さの
バランスや回転数(オシレーション機能あり)、
そして振動鋸に薄いソーブ
レードを装着することが可能であることから、
小型犬の膝蓋骨脱臼の手術を
よりスピーディーかつ正確に実施することが
できると考えて導入しました。


また、この電動ドリルと2017年5月に導入した
MIZUHO社製 “トイカッタブルプレートシステム” を組み合わせることで、
特に体重2kg未満の橈尺骨骨折
治療も行いやすくなりました。

   
              トイ・プードル 710か月齢 去勢済み雄 
                  体重1.7kg 
橈尺骨骨幹部横骨折

   

 <術後レントゲン トイカッタブルプレートシステムを用いて治療>

  橈骨頭側面に1.3mmスクリューを用い1.0mm厚のプレートを固定 
  橈骨外側面に1.1mmスクリューを用い0.9mm厚のプレートを固定

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