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勉強の秋!! 2011.10.25
今回は当センターで行われている院内勉強会をテーマに取り上げます
第1回目は・・・看護士と受付が参加
『ペットとの暮らしが運んでくれる幸せ』と題して
細井戸大成先生の講演会
細井戸先生は、いくつもの動物医療に関連する団体で副会長や理事として
活動されており、当センターを影で支えているすばらしい先生です。
“ペットが飼い主に与える効用” はご存じですか?
生活に潤いや安らぎが生まれる
家庭が和やかになる
子供たちが心豊かに育つ
育てることの楽しさ
防犯や留守番に役立つ
お年寄りの慰めになる
ペットを通じて人付き合いが深まる
友達になれる
こんなにたくさんあるそうです
最近は震災の影響を受けた東北地方にも頻繁に行かれている先生。
現状報告もして頂きました。
震災後、突如発令された避難勧告
人間は避難できましたが、警戒区域内に取り残された妊娠中の犬。
悲惨な環境の中、母犬は無事に出産して子犬を育てていたお話。
被災した動物たちを救う為に、被災した人たちが行っている活動。
被災地でもたくましく生きる動物たち。その生きる姿に支えられる人たち。
人と動物は互いの相互作用によって、身体的にも精神的にも
支え合っているな。。と感じました。
第2回目は・・・獣医師と看護士が参加
『重症患者における鎮静や麻酔管理』
『猫の麻酔と疼痛管理』について、三宅ゆかり先生のセミナー
三宅先生は、米国獣医麻酔専門医として海外の臨床現場で
活躍されている麻酔のスペシャリストです。
そんな立派な先生がスタッフにレクチャーしてくれました。
当センターは検査や手術で1日平均8件の麻酔をかけています。
麻酔をかけることにはリスクが生じます。
より安全に麻酔管理を行うためにみんな真剣に勉強しました。
麻酔器の有能な機能を改めて認識したり、
薬剤の有効的なコントロール法などなど・・・
麻酔に関する技術モチベーションがぐっと上がりました
セミナー後も、先生はスタッフに質問攻め。。。
日々進化する医療を学び、1頭でも多く元気になった動物たちの姿と
オーナー様の笑顔が見れるよう、皆で技術向上に励んでいます