ネオベッツVRセンター(MRI・CT完備)|大阪の動物病院

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VNブログ 【家族動物のお話】                                         2019.8.4

今回のVNブログは、真栄田動物看護師から愛猫のお話です

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こんにちは
動物看護師の真栄田です。

今回は、我が家の猫が患った腎臓病についてお話します。

まず、愛猫の紹介をします。家には2匹の猫がいます
とても仲が良く四六時中寄り添っていて、その姿が愛しくてたまりません

 空(くう)ちゃん (左)2歳 去勢雄
 海(かい)ちゃん (右)2歳 去勢雄 

幼いころに保護した猫で、二人とも元気に育ってくれました。

この2匹のうちの空ちゃんが、2月の初めから、元気食欲の低下、
嘔吐が続いた為、VRセンターで検査を行うことに
しました

血液検査では、腎臓の数値が基準値をはるかに上回る高値でした。
すぐにエコー(超音波)検査をしてもらい、尿管に結石があることが判明しました。

結石による尿管の閉塞(つまり)により腎臓の数値が上がることによる、
急性腎不全との診断でした。
幸いなことに尿管の拡張は進行しなかったため、完全な閉塞ではありませんでした。

そもそも腎臓病とは

大きく慢性腎臓病急性腎臓病2種類に分けられます。

 慢性腎臓病
  その名の通り長い経過の中で腎臓の機能がゆっくり落ちていく病気

 急性腎臓病
  今回のように結石による急激な尿路の閉塞や、腎毒性のある食品や薬品を
  摂取することで急激に腎臓の機能が落ちてしまう病気

腎臓病で見られることがある症状は
  ◇ 元気消失
  ◇ 食欲不振
  ◇ 多飲多尿(水を飲む量が多くトイレにもよく行く)
  ◇ 嘔吐や下痢

    等があげられます。

空ちゃんは、
その日から1週間病院へ通い、皮下点滴とステロイドを服用し、
腎臓の数値をチェック
しました


ケージの中で恐ろしく怯えている二人です(海ちゃんは付き添いです

幸いなことに経過は良好で、治療開始から4日目で腎臓の数値は基準値内におさまり、
嘔吐も無くなり、食欲も出てきました。
5日目には結石が流れて尿管の拡張も改善しました。

そして、現在はつまりの再発も無く、ひとまずほっとしています


            エコー検査を頑張る空ちゃん

愛猫の病気を通して、ご来院される飼い主様が感じられている不安や悲しみを、
身を
もって感じました。
また、もっと早く気付けたのではないか、何か出来る事があったのでは、
と思う事も
ありました。

今回の経験を糧に、動物達の小さな異変も見逃さず、より良い看護が
提供できる動物
看護師を目指したいと感じました。

献血 ご協力ありがとうございました                                    2019.7.31

7月も今日が最終日
夏・・・・・・・ 真っ盛りとなりましたね

毎日暑いですね。。。 熱中症にはご注意ください
ご来院時、キャリーの中は暑くなりますので
ヒエヒエを使ったり、涼しくしてご来院ください。

お車でお待ちいただく時も、お車の中を涼しくしてくださいね。
待合は涼しくしてお待ちしております

今月献血に協力してくれたワンちゃんたちです

暑い中ご協力いただきありがとうございました。
今後もご協力宜しくお願いします

待合、少し雰囲気変わりました~                                       2019.7.22

7月も下旬になり、梅雨のすっきりしないお天気と
湿度の高い毎日が続いていますね

気分がどんよりしてしまいそうですが
気分リフレッシュ効果もあるかなと思い
休診時間を利用して、待合のイスの配置換えを行いました~

本来は、待合でオーナー様と患者さんが
心地よく過していただけることを目指しての配置換えですが・・・

今回のテーマは『通路を広く&待合から全てのオーナー様を把握する

現在の曲線のイスを取り入れて、早数年経ちますが
配置換えを考える度に、この曲線に悩まされます
動きがありすぎて、思っている形を組むのが至難の業

いつも『今回が一番いい感じだね~』と
受付スタッフで話しながら配置換えを行うのですが
数ヶ月経つと、改善点が発生してきます

今回のポイントは

 前回から好評の、窓を向いて座れるスペースはキープ
 狭かったスペース入口を、カートの方も入りやすいよう広くしました。
 更に、座席数を増やした為、ご家族連れの方も広々
 面会時もゆったりと過していただけると思います。

続いて、以外と好評のひとり掛けイスもキープ
隅っこに設置していること、2面に背もたれがある為、落ち着くようです

   今回、長イスの配置を大きく変更しました。
   たくさんの方に座って頂きやすい様、メインスペースに
   セッティングしました

更に、受付から待合全体が見渡せる
ここも重要視しました。
前回の配置は死角になるシートがあり、
駆使しながら、待合の状況を把握していました。
今回はひと目で確認ができる様になりました

長時間の検査や手術でお待ちのオーナー様が待合にいらっしゃるか
ご来院された患者様が、どちらにいらっしゃるか
受付スタッフが必ず把握して置きたいポイントも
クリアにしたイスの配置となりました

混み合う時間帯は、満席となることもありますが、
少しでも快適に過ごしていただける待合作りを心掛けています

献血 ご協力ありがとうございました                                    2019.7.4

梅雨真っ只中で毎日すっきりしないお天気が続いていますね
今日の大阪は梅雨の晴れ間です

   先日献血に協力してくれたアンジュちゃんです

  お足元の悪い中ご協力頂きありがとうございました
  久しぶりにご来院いただき、お変わりなく元気な姿を
  見せてくれました。
 
  当センターホームページの 献血体験レポート コーナーの
  モデル犬を務めてくれているアンジュちゃんですす

  今後もご協力宜しくお願いします

まもなく第4手術室が稼動します!                                    2019.6.25

昨年から院内のリニューアル工事が続いていたVRセンター
いよいよ今月末で工事が終了となります

完成間近なのは、第4手術室

          5月頃は配線むき出しでしたが

   天井、壁、床とそれらしい姿が見えてきたと思っていたら・・・

   最後はあっと、言う間にピカピカの部屋が完成しました

    
    そして、先週から真新しい機器が次々と搬入され、
    手術室完成までカウントダウンの状態となっています

      

   診察終了後の今夜、第3手術室から顕微鏡の引っ越しを行って
   神経や眼科の手術をメインに行う手術室として稼働します

 
      院内リニューアルの全貌が見え、待合掲示の
      フロアマップにも、第4手術室が加わりました。


 

6/27~はG20ですね。
VRセンターは通常通り診療を行っています
やはり、交通規制の影響でご来院を控える方が多い為
院内では手術の予約を多く受入れています。

新しく加わった第4手術室も稼動し、4つの手術室が
フル稼働します
今後、早期の手術をご希望される患者様の受入れが
よりいっそう充実するVRセンターです

献血 ご協力ありがとうございました                                    2019.6.20

先日、新しく献血のドナー登録をしてくれた
かりんちゃんです

  同居のワンちゃんの診療でご来院いただいた際
  かりんちゃんのドナー登録をしてくれました。

 遅いお時間にご協力いただきありがとうございました。

最近、待合の献血コーナーをご覧いただいたり
ワンちゃん仲間に献血ドナーのお話をしていただく方のお蔭で
ドナー登録に興味を持って頂く方が増えています。
ドナーワンちゃんの輪が広がってとてもありがたいです

                       待合には、ドナー登録して頂いているワンちゃんの
                       お写真ボードがあります

今後もご協力宜しくお願い致します

第4診察室を紹介します                                         2019.6.11

今回は第4診察室を紹介したいと思います

VRセンターには5つの診察室と少し広めの面談室
6つの部屋を使い診察をしています。

今回、主に眼科診療で使用している第4診察室に設置した
新しいモニターを紹介します

  まずは入口
  こちらはスタッフが出入りする側の扉です

  第4診察室は室内の照明の明るさを調節したり
  暗室にする事も可能です。

  その為、診察室の扉に小窓がありません。
  診察中かどうかは、扉の上にある
  “眼科診療中”の看板でチェックします。
  ランプが点灯していたら、診療中の印
  

   それでは診察室の中へ
   こじんまりとした空間ですが、眼科用の様々な検査機器や
   資料が詰まっています。

          この空間を無駄なく利用して、モニターを設置しました

   どんなモニター
   眼科診療のワンシーンでご紹介します
   スリットランプという機器を通して目の表面に傷がないか
   先生が診ているところです。
   先生が診ている眼の状態がモニターに映し出されます。
   鮮明な画像でオーナー様にも同時に眼の状態を
   見て頂ける様になりました

     実際の画像は
     白内障のワンちゃんの眼です
     左は眼底の画像
      手術の後、炎症を起こして網膜剥離になっていたり
      出血をしてないか眼の奥を確認しています
     右は眼の表面の画像
      手術後レンズが眼に入っているのがよく分かります

      こちらも白内障のワンちゃんの眼です
      左は白内障の手術をしていない画像
        眼が白く濁っています
      右は白内障の手術後の画像
      白みがなくなり、とてもクリアな眼になったことが
      よく分かります

 モニターが大きい為、過去の画像と並べて見比べることができます。
 また、データ管理がしっかりできる為、ファイリングされている
 過去の画像データを患者様別に瞬時に表示することができる様になりました

  第4診察室をくまなく見ていると・・・
  神社や仏閣が好きな眼科の小山先生が旅先で見つけてきた
  お守りがありました

  “岩手県の中尊寺”と“宮崎県の鵜戸神宮”
  どちらも眼のお守りです。
  第4診察室の片隅で患者さんを見守っています

献血 ご協力ありがとうございました                                    2019.5.30

先日献血に協力してくれたワンちゃんです

  
        今回新しくドナー登録をしてくれたミラちゃんです。
        院内ではとてもスローな動きをするミラちゃん
        見かけに寄らず少し怖がりな女の子でしたが
        初めての献血もしっかりと頑張ってくれました
        帰る時はみんなの前でフセを披露してくれました
   

    
       今回3回目の献血協力してくれたピースケくんです。
       今回は、カワイイ写真が撮れた~と院内で噂になったピースケくん
       確かにこの表情には癒されます。。。


ご協力ありがとうございました。今後もご協力宜しくお願いします

VRセンター近くのオススメ スポット♪                                  2019.5.16

今回は、VRセンター近くの癒しスポットをご紹介します

VRセンターから徒歩1~2分のペピイカフェの一角にある
『猫のロンパールーム』です

ロンパールーム聞きなれない方も多いと思いますが・・・

大阪市獣医師会とペピイカフェが共同で運営している
ネコちゃんの譲渡・社会化を目的としたふれあいスペースです。

  気になっていたので、行ってきました
  入口まで行くと、中からネコたちの大歓迎を受けます
     

   ネコたちの歓迎モードに気持ちが早まりますが・・・・
   衛生面が徹底されている為、
   入室前にまず手洗いと消毒
   そして足からの真菌感染を防ぐ為、くつ下とスリッパの
   着用も必須です

   室中は、ネコたちのお気に入りが詰まった
   とてもかわいらしい空間となっています
   キャットタワー、外が覗ける小窓、爪とぎやおもちゃ・・・

 この日、ロンパールームにいたネコちゃんは懐っこいこばかり
 みんなすぐに寄ってきてくれます。
 猫じゃらしを振れば、一躍人気者になれます

  
   

   ロンパールームのネコちゃんは、幼い頃
       大阪市獣医師会会員の動物病院で健康管理を行い
   大きくなった元気いっぱいのネコちゃんばかり  

  

      あっという間にどんどん時間が経ってしまう
      ネコ好きにはたまらない空間でした。
      帰る時はお見送りもしてくれました

   出口にはコロコロや消臭剤も用意してくれています。

VRセンター受診時、長い待ち時間などに行ってみてください

料金:平日       30分600円 
            土日祝   30分700円(要予約)
          ※5才以下入場無料(保護者同伴)

営業日:月・木曜日
            土・日曜日(譲渡希望者のみ予約制)

営業時間:13時~17時(最終入場16時半)

お気に入りのネコちゃんがいたら、スタッフの方に伝えてくださいね。
詳しい情報は、ペピイカフェのInstagramをご覧ください
 https://www.instagram.com/peppycafe/

平成から令和へ                                                  2019.5.8

令和の時代がスタートしましたね

VRセンターの平成最後の年は、3T-MRIセンター稼動が
大きな出来事でした。

    2/4から稼動している3T-MRI装置は、今迄使用していた
    1.5T-MRI装置と比べ、1.5倍~2倍の画像度が得られます。
    画像がきれいな為、今迄以上に診断がしやすくなりました。

    処置室を中心にMRIとCT室がフラットに繫がっている為
    患者様の移動もしやすく、大型犬でもゆったりとした
    スペースを確保して診療しています

    また、VRセンター2台目のCT装置導入で、MRIとCT検査を
    同時に受ける患者様にはお待たせする時間も短縮され
    スムーズに検査を受けていただいています。

   3T-MRIセンターはVRセンターに隣接しています。
   多くのスタッフや入院患者さんはVRセンター側にいる為
   特に夜になるととても静かな3T-MRIセンター
   少し寂しい思いをしつつ3T-MRIセンターで黙々と診療に
   励む王寺先生です。

   詳しくは、リニューアルしたHPをご覧ください。
   こちらをクリック



   そして令和元年は、4つ目となる手術室が稼動します

   このゴールデンウィークの間も手術室工事の為、
   2日間お休みをいただきました。

    新しい手術室は、旧MRI室を改修し建設しています。
    2006年から稼動し、約13,400件のMRI撮影を行った
    1.5T-MRI装置は解体され、寂しげな姿となり

  全ての物が撤去され、手術室へと変貌が着々と進んでいます
  

   また近況をお伝えしたいと思います