ネオベッツVRセンター(MRI・CT完備)|大阪の動物病院

ブログ

ネオベッツ整形外科セミナー                                        2017.5.16

5/9ネオベッツ整形外科セミナーが開催されました

テーマは、
『超小型犬四肢骨折に対する“トイ・カッタブルブレート   システム” の
 使用方法と注意点』

トイ・カッタブルプレートシステム
聞き慣れない言葉ですが、これは

骨折治療の三大固定方法の一種で、スクリューとプレートという
インプラントを用いて骨癒合を導くプレート固定法です。
主に“超”小型犬の骨折治療をターゲットにし、開発されたことが
特徴です。

今回、“トイ・カッタブルブレートシステム”の開発に携わった
動物整形外科病院、樋口雅仁先生が九州から講師として
駆けつけてきてくれました

セミナーは2部構成で前半は講義、後半は手術室に移動し
樋口先生の実演を間近に見て実習を行いました。

実際にセミナーに参加していた整形外科の戸次先生に
どんなセミナーだったか聞いてみました

第一部は
座学としてトイ・カッタブルブレートシステムの使用法と

実際に使用している症例の報告をしていただきました。

日本トップクラスの整形外科手術を長年にわたり数多く熟され、
また
開発に携わっている先生の講演だけあって、インプラントや
周辺機器への
こだわりには驚嘆するものがありました。

また実際の症例では、特に治療に苦慮する超小型犬の
橈尺骨骨折治療を
数多く示していただき、随所に手術の
秘訣を盛り込んで解説いただきました。

第二部は
当施設の手術室に移動し、この繊細な器具の使用に関する
注意点を橈骨の骨模型を用いてデモンストレーションを
行っていただきました。

またそこでは、器具機材の使用方法だけでなく、なかなか
普通の講演では聞くことができない前腕骨骨折(橈尺骨骨折)に
対する手術の進め方やコツを数多く教えていただきました。
整形外科医にとって、とても有意義な時間になりました。

AOVET_FEP(教員養成プログラム)in香港                            2017.5.10

少し前になりますが、3/26~3/27香港でAOVETの
教育育成プログラムが開催されました

AOVETは何度かブログの中でも紹介していますが
高度な骨折治療を研究している団体で世界各国の
獣医師や動物看護師が所属しています。

今回、香港で行われたプログラムは
教育をする立場の先生方を更に教育するという内容

このブログラムに、普段から様々な学会やセミナーで
講師を務めている川田センター代表が参加してきました。

ずらり
国際色豊かな集まりとなっていました

日本からは川田センター代表を含め4名、
その他はオーストラリア、香港、韓国
台湾、インド、タイから集まっていました。

        

AOVETは、今回のような講師の更なるスキルアップを
目的とした珍しいプロジェクトも行っています。

レベルの高い講習を行う講師陣を輩出することが
獣医業界全体のレベルアップにも繋がっていくと
思われます。

病気のお話シリーズ vol.17 “ドライアイ”                                 2017.5.7

今回の病気のお話ブログは眼科の小山先生から
『ドライアイ』に関するお話です

人間でもよく聞く症状ですが、ワンちゃんにも
よくある病気です

・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。


こんにちは。今回は私、小山の担当で眼科のお話です。
今回は『ドライアイについてお話しようと思います。


ドライアイは、みなさんもCMを見たり、自覚症状のある人も
いるので身近な病気ですよね。
涙の分泌量が減ったり、涙の質が低下することによって
目の表面が乾燥する病気です。

動物でもドライアイはあり、特に犬ではよく見られる病気の
一つです
ただし犬の場合は涙液の分泌量が減ることによって起こる
ドライアイが多く、獣医学では乾燥性角結膜炎(KCS
呼ばれます。

ドライアイの話をする前に、基礎的な涙の膜(涙膜)の話を
しようと思います。

【涙】
涙腺と言われる上まぶたの外側にある腺組織
瞬膜腺と言われる瞬膜の根元に存在する腺組織から分泌される
液体成分
が主となっています。
(ちなみに瞬膜腺は人にはありません。
犬や猫に存在する瞬膜は人にはないからです。)

涙には、それ以外にも油分やムチンと言われる成分から
成り立っています。
水分とムチンは混じり合っていますので、油分と水分+ムチンの
2層構造というわけです。


この油分、水分+ムチンが正常に存在しないと目の表面は
潤うことができず乾燥します
涙液の量に問題があっても、質に問題があっても同じ“乾燥”
という問題が起こります。

【人の場合
コンタクトレンズ装用やパソコンやスマホのモニターを
長時間見続けるなどがドライアイの原因の一つとされています。
【犬の場合
自分自身の免疫機能が腺組織を攻撃して涙液量を減少させること
(免疫介在性腺炎)が最も多い原因とされています。
それ以外にも神経系の問題や中毒、感染症などでもドライアイに
なります。また糖尿病などの全身疾患が原因になることがあります。


【ドライアイの症状】
  白目の充血
  痛み
  角膜への血管新生
  色素沈着
  角膜潰瘍
などがあります。

それ以外にもオーナーさんにわかりやすい症状としては
目やにがあります。

涙の液体成分が減ることにより、粘液質の半透明の目やにが
目立ち、さらに症状が進むと黄色い乾燥した目やにが目の周りに
こびりつくようになります。

角膜には涙によって酸素が供給されるため、ドライアイになると
酸素不足となり、また乾燥することにより慢性刺激が加わります。
その結果血管が入って角膜が濁ってきたり黒くなったりします。

ひどくなると見えなくなることもありますし、失明まで行かなくても
角膜の混濁により視覚低下が起こります。



【診断】
  涙液量を測定したり
  涙膜の安定性を調べたりする
ことによって
行われます。

一般的にはシルマーティア試験紙という試験紙を用いて、
1分間に出る涙の量を測定する方法が行われます。

正常15mm以上とされており、
10mm以下症状がひどくなり、
5mm以下では重度のドライアイになります。

その他には涙液が低下するような神経学的異常
(顔面神経麻痺など)や中毒や感染症などがないか
どうか問診や検査で調べます。

【治療】
  涙液を産生させる目薬を点眼するか
  涙液の代わりになるもの(人工涙液)を点眼するか
になります。

理想的には涙液産生量を増やすことですが、涙腺がもともと
少なかったり、ダメージを受けすぎていると治療してもうまく
いかないことがあります。

またうまく涙液を産生できても、治療をやめるとまた涙液が少なく
なって症状が再発します。多くの場合には治療の継続が必要になります。
残っている腺組織が減れば減るほど治療への反応が悪くなります。

犬のドライアイの治療にオプティミューンという眼軟膏を使用しますが

反応が悪ければさらに強力な点眼薬を使用することもあります。

点眼でうまく涙液が増えれば良いのですが、増えない場合には
人工涙液を点眼しなければなりません。
ただし人工涙液ではすぐに乾燥してしまうため、頻回の点眼をするか
できるだけ効果の長い点眼薬を使用します。

ドライアイは簡単な病気のように見えても、長期の治療と頻回の
点眼が必要になる厄介な病気の一つです。

また治療には点眼が不可欠になるため、点眼できない患者さんには
オーナー様、患者さん双方にストレスがかかります。

初期治療が重要になりますので、気になることがあれば主治医に
相談してください。

VNブログ 【家族動物紹介】                                        2017.4.30

今月のVNブログは大森動物看護師が
お家のネコちゃんを紹介します

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴


皆さん、こんにちは。
動物看護師の大森です。

桜のシーズンも終わり、暖かい日が増え新緑がきれいになる
季節の到来ですね
今回は我が家の家族をご紹介したいと思います。

猫が2頭いるのですが、どちらも旦那さんが捨て猫だった2頭を
引き取って早10というところです。兄弟ではないですが。

ちなみに旦那さんは獣医さんなので、名前の由来はお薬という
変わった名前がついています(笑)


 1
頭目は・・・

名前:ブレオ
種類:雑種
年齢:推定10
性別:♂
性格:甘えんぼう

続きまして2頭目


名前:おんこ
種類:雑種
年齢:推定9
性別:♀
性格:人見知り・怖がりさん

私自身、犬は飼ったことはあるのですが、猫との生活は
この2匹とが初めてでした。
最初は、もちろんのことながら、犬とは違う行動や仕草があり
扱い方で学ぶ事も多い
日々でした。

猫を飼われている患者さんとも共感できる事も増え、生活を
共にして
2年半程経ちますが、一緒に楽しく過ごしています

そして、私自身が夏に出産予定なので、さらに賑やかになる
家族とともにこれからも頑張りたいです

続☆新入社員紹介~動物看護師~                                     2017.4.24

桜の季節もいつしか過ぎ、早いもので5月も間近に迫ってきましたね

さて、今回は前回ご紹介した新入社員の続編、動物看護師3名の
現場でのお仕事状況についてご紹介したいと思います

3人とも、アルバイトとして約1年勤務していたので、
すでに馴染んではいますが、VRセンターの制服姿をみると、
フレッシュな雰囲気が漂っています

石田動物看護師
 手術の準備中の所をパシャリ
先輩からの指示のもと、テキパキと準備をしております
     
入社後間もないですが、これまでに印象に残っていることや、
嬉しかったことは何かありますか?
「自分が担当した患者様が、手術を終え無事退院していく姿を
見たときは嬉しかったです」とのこと。
リハビリに興味がある石田動物看護師
今後の成長に期待です

来間(くりま)動物看護師
入院患者様のお部屋のお掃除中
      
明日に退院を控えた患者様に、
「昨日と全然顔つきが違うね!」と一言。
1年以上のアルバイト歴がある来間動物看護師
早くも頼もしさを感じました

橋本動物看護師
この日は、王寺獣医師のMRI検査を担当していました。
    
全身麻酔をかけての検査になるので、
サポートには獣医師との連携がとても大事です!
これまでのアルバイト期間を合わせると1年以上、
先輩たちの姿を見てきたこともあり、テキパキと動く姿に驚きました

======================

新入社員も加わり、待合室にて掲示中の動物看護師紹介もリニューアル
      
動物を飼っているスタッフが増え賑やかになりました
ご来院の際には是非チェックしてみてください
今年も新しい仲間と共に成長していけるよう、スタッフ一同頑張ります

2017年 新入社員紹介                                            2017.4.10

3月は長年勤務していたスタッフの退職があり
少し寂しくなっていたVRセンターですが
4月に入り6名の新入社員が加わりました

          今年は獣医師3名、動物看護師3名 
          新しく加わったスタッフを紹介します

新入社員にひと言インタビュー
①得意分野or興味のある事 
②目指している獣医師or動物看護師像

を聞いてみました。

 日高獣医師 
  
① 整形外科(特に膝関節疾患)
   ② 病気やけがで肢を使えなくなった子たちに
  走り回る楽しさを与えられる獣医師になりたいです!

 田中獣医師 
    ① エコー、レントゲン、CT、MRI・・・数々の画像診断機器
   一つ一つの読影術の習得を目指しています
    ② 可愛い動物達、そしてその動物達を愛して止まない
   飼い主様達のため、進化し続ける獣医師でありたい!

 藤井獣医師 
 ① 現在は、全ての分野に興味を持って、あらゆることに
  挑戦していきたいと思っています
 ② 動物とオーナーさんの気持ちに寄り添った獣医師を
  目指します

 

 石田動物看護師 

 ① リハビリに興味があります
  専門学校で習った理学療法の知識を少しでも活かしていきたいと
  思っています
 
② 一つ一つ確実な仕事をし、大切な家族である動物をお預かりする
  責任を持って精一杯頑張ります

 来間(くりま)動物看護師 

 ① 腫瘍、軟部外科
 ② 「慮り」をモットーに動物たちはもちろんオーナー様にとっても
 ベストな看護を提供できるよう頑張っていきたいです!!

 橋本動物看護師 
 ① リハビリにとても興味があります!
 ② I will do my best in everything!
 「私は何事にも全力を尽くします」をモットーに、動物にも人にも
  優しく、全力でサポートできる動物看護師になります!
 

それぞれの目標を持って新生活をスタートさせた
新入社員が加わり院内は活気に道溢れています

VRセンターのモットーである
大切な家族動物に質の高い動物医療の提供
そして、飼い主様、動物たち、主治医様、スタッフ間
それぞれの絆を大切にする想いを新入社員と共有しつつ
36名のスタッフで新年度がスタートしています

献血 ご協力ありがとうございました                               2017.4.6

先日、また2頭のワンちゃんに献血にご協力頂きました。

お忙しい中ご来院頂きありがとうございました。

大阪はここ数日で桜がほぼ満開となっています。
ワンちゃんのお散歩にも絶好の気候となってきましたね
そこで今回は、桜バージョンで

ベートーベンくん、アメリちゃんありがとうございました

玄希くん、献血 ご協力ありがとうございました                            2017.4.4

先日、玄希くんが献血に協力してくれました

車の乗り降りはお母さんに抱っこをおねだりする
玄希くんですが、車から降りると一目散に病院の中に
入って来てくれました

献血の後、つぶらな瞳がなんとも愛らしい表情と
お礼のご飯をおいしそうに食べてくれる姿をパシャリ

お天気が悪い雨の日でしたが来て頂きありがとうございました

入院患者さん通信~ハナちゃんと入院室のワンコ~                           2017.3.23

以前、VNブログで入院室のぬいぐるみ達を紹介しました

今回はその続編をお伝えします。

入院室のぬいぐるみワンコととても仲良くなった
ハナちゃんです
ハナちゃんは、椎間板ヘルニアの手術をし
12日間入院していました。

お家のご都合で入院が長かったハナちゃん
入院室担当スタッフのぬいぐるみワンコと
とても仲良くなりました

        お部屋の中ではこの通り。
        ピタッ

         お部屋から出ても。
                  リハビリ中も。
         ワンコと一緒

   
         誰にも渡さないよと言わんばかり独占中

    ぬいぐるみワンコ洗濯中は少し離れ離れになり
    寂しそうにしている時もありました

        寝る時ももちろん一緒
        寝ている向きもいつも一緒

ハナちゃんのストレスや寂しさ軽減に
ひと役買ったぬいぐるみワンコでした

後でお父さんから『ハナちゃんは元々ぬいぐるみが
大好きなんです』とお伺いし納得させられました

VRセンターの入院室には、寂しがり屋のワンちゃん
ネコちゃんに寄り添う癒し系ぬいぐるみが待機しています。

  動物看護師と一緒に24時間看護してるよ

献血 ご協力ありがとうございました                               2017.3.9

先日、2頭のワンちゃんが献血に協力してくれました

   2頭のワンちゃんはお父さんが同じ兄弟犬です。

 
            ふぁん太ちゃん

             テスちゃん

テスちゃんは今回初めての献血で新しくドナー登録を
してくれました。
初めてでしたが、とてもお利口さんで、献血もとても
短時間で行うことができました。

ご協力ありがとうございました