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2016年 新年のご挨拶 2016.1.4
明けましておめでとうございます
今年のお正月は暖かくて穏やかでしたね
VRセンターは年末年始もスタッフが24時間
院内で待機していました
12/31~1/3の年末年始体制での診療が終わり
1/4からは通常診療が始まりました
緊急症例にもより早く対応できる様
昨年から電話での予約受付も行なっています
主治医様からの予約もとりやすくなったのではないかと思います。
よりスピーディーな対応ができる様、スタッフ一同今年も
診療に励みたいと思っています。
整形外科のスタッフ作です
今年の干支さる
2015年 年末のご挨拶 2015.12.30
今年も残り2日となりましたね。
VRセンターは、年内の検査を希望される患者さんで
今日も予約が非常に込み合っています
予約通り診療を進めることができる様スタッフ一同奮起しています
今年のブログは今日が最終回です
今年は、先生が書く病気のお話しブログと
動物看護師が書くVNブログをスタートしました
VRセンターの診療の様子などを紹介させていただきました。
VRセンターのことを少しは知っていただけたのではないかな
と思っています。
来年も引き続き様々な情報を発信していきますので
ご覧いただけたらうれしいです
今年最後は、VRセンター音楽隊のワンショットをご紹介します
白衣を脱いだ田戸先生と森下先生の別の一面です
クリスマス前に、スタッフが集合した忘年会。
ギターとバイオリンでプチコンサートを開催しました
なかなかの腕前なんですよ~
日々の診療中の姿からは想像できないと思いますが・・・
コンサート会場からの夜景はこんなにキラキラ輝いていました
来年も、VRセンターまで診療に来てよかったと思っていただける様
スタッフ一同診療に励みたいと思っております。
では、スタッフみんなオフの姿で失礼します
よいお年をお迎えください
札幌 2015秋季合同学会 2015.12.29
12/18(金)~20(日)2015年秋季合同学会
(第91回日本獣医麻酔外科学会・第103回日本獣医循環器学会)が
札幌で開催されました。
VRセンターからは、川田センター長と宇根副センター長が
参加しておりました。
暖冬だと思っていた大阪も最近は冷え込んできたな・・・と
思っていましたが、北海道はやはり段違いの寒さのようです
こちらが札幌のワンショット
大阪にいるとめったにお目にかかれない様な雪景色です
川田センター長は、獣医麻酔外科学会の整形外科委員会
副委員長として整形外科部門のセミナー等の運営に
携わりました。
宇根副センター長は、獣医麻酔外科学会の評議委員として
全国から参加されている先生方の一般講演の
軟部組織外科部門の座長を務めました。
今回が獣医療関連の今年最後の学会でした
来年も多数の学会が開催される予定です。
先生方が病院を不在にすることもあり、ご迷惑を
お掛けすることもありますがご了承ください
VNブログ 【入院室の1日】 2015.12.24
今月のVNブログは山田動物看護師が入院室の1日をご紹介します
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こんにちは 、動物看護師の山田純子です。
VRセンターの24時間看護に魅力を感じて就職し今年で
勤務6年目になりました
今回は、そんな魅力のあるVRセンターの24時間看護を
時系列で一部、ご紹介します。
当院の入院室には、常時動物看護師がおり、24時間看護をしています
AM7:00
朝食の準備
患者さんの状態によって食事内容が異なるため
様々な種類の食事を準備しています
AM9:00
ケージの清掃、環境整備
朝の処置をしている間にケージ内の消毒とタオルや
ペットシーツの交換などをしています
ケージ内の環境は、患者さんによって異なり、患者さんの
状態や自宅での環境に合わせ、ペットシーツや毛布を入れたり
床材の素材を選んでいます。
また、猫の患者さんなら、猫用ベッドや爪研ぎを設置したりと
患者さんにとって快適に過ごせる環境を整えます
朝の処置
当院では、診察用カルテとは別に、入院用カルテがあります
入院用カルテには、獣医師からの投薬指示や患者さんの
ケア内容、食事の指示、看護プランや患者さんの毎日の
様子を記入しています。
私達は、このカルテをもとに、処置をおこなっていきます。
処置時に患者さんの状態で、気になる点があれば、その都度
担当獣医師に報告や相談をしています。
食事
処置が終わったら食事です
待ってましたと言わんばかりに食べてくれる
患者さんもいますが、自力での食事や水の摂取ができない子に
関しては1頭ずつ補助をして食事を与えています。
また、食道チューブや胃チューブを入れている患者さんには
ペースト状の食事を作り、チューブから食事を与えています。AM11:00〜
面会対応
PM2:00
昼食 お昼の処置等(投薬、身体ケア、術部ケア、散歩など)
しかし、上記以外にも患者さんの状態に応じて処置やケアは異なります
例えば・・・
重篤な患者さんには
・定期的な身体検査 ・心電図モニターでの管理 ・ICUでの管理
・尿量の評価 ・身体ケアなど
体の自由がきかない患者さんには
・定期的な体位変換 ・水や食事の補助 ・マッサージ ・リハビリなど
眼科患者さんには
・点眼処置 ・目のケア
術部管理に関しては
・術部の洗浄 ・ガーゼ交換 ・アイシング
など患者さんに合わせて処置やケアを行います
PM4:00
夕方の処置
夕方の処置は、朝の処置同様に入院カルテを確認しながら処置を行います。
PM6:00
夕食
朝食、昼食の食べが良くない子がいれば、手で食事を促したり
食事の種類や形状(缶やドライフードのふやかし)を変更して
食べてもらえるよう工夫します
PM9:00~
入院担当動物看護師交代
夜間勤務の動物看護師に日中の患者さんの状態を1頭ずつ引き継ぎ
夜間中は、入院室の電気を薄暗い状態にし、患者さんが眠りやすいよう
環境に配慮しています
夜間も日中に引き続き・・・
・重篤な患者さんのケア ・術後の患者さんのケア
・投薬 ・排泄した患者さんの部屋の掃除
などを行ないます
また、入院患者さんの状態を1頭ずつ夜中の間も定期的にチェック行い
患者さんの状態で異変を感じた場合は、すぐに獣医師に報告し早期対応に
努めています。
例えば・・・
術後患者さんのケア
・身体検査
心拍数、呼吸数、血圧、可視粘膜色、体温等の評価
・術部チェック
術部の裂開や出血の有無、腫れや熱感の有無
赤み等がないかチェックしています
・術部管理
患者さん個々で異なりますが、ガーゼ交換やアイシング
消毒や洗浄等を行います
・疼痛評価
痛みの度合い、痛みからくる症状(呼吸状態の悪化、呑気、
胃拡張、流涎過多、高体温)の発現等がないかチェック
しています。疼痛が強いと判断した場合は、獣医師に報告し
疼痛管理を再検討していただいています。
AM7:00
早朝勤務の動物看護師に患者さんの夜間の状態を1頭ずつ引き継ぎます
以上が入院担当動物看護師の1日の流れになります
24時間看護といえども、どんな場所で治療しているのか
しっかり看てくれているのかと不安になると思います。
今回のブログで少しでも当院のことを知ってもらえれば
幸いです
また、ブログ内ではご紹介できていない所も多々ありますので
ご来院の際、ご不明の点があれば、いつでもお声掛け下さい。
私達、VRセンターの動物看護師は、より良い看護を追求するために
日々努めています。
もうすぐクリスマス★☆★ 2015.12.21
もうすぐクリスマスですね
待合も少しクリスマス風に飾り付けをしていますが
医局にある宇根副センター長のお部屋に行くと
こんなかわいいリースが飾ってありました
なんと福嶌動物看護師の手作りリースです
リースの飾りを見ていると・・・
ヒイラギ、手袋、サンタ・・・さん
よく見てよく見て
拡大してみました~
今話題のスターウォーズのダースベイダーでした
実は、宇根副センター長のニックネームが
ダースベイダーなんですよ
なぜダースベイダーかは、ご想像におまかせします
そんな器用な福嶌動物看護師のお家の猫ちゃん
雪虎ちゃんは、トナカイになっています
ももちゃん、カッパで大変身♪ 2015.12.17
雨がしとしと降ったある日
VRセンター入口の傘立てに傘ではない何かが・・・・
受付から遠目に見てて気になっていると
持ち主さん登場
眼圧測定に来ていた、ももちゃんのカッパでした
お母さんに着せてもらって
トイプードルのももちゃんが
ミツバチももちゃんに変身
かわいい~
動物看護師と大絶賛
こんなかわいいフードがついてました
キュンキュンさせてもらったひとときでした
大阪市獣医師会症例検討会が開催されました 2015.12.16
12/13(日)は、大阪市獣医師会主催の症例検討会が
VRセンター上の会場で行われました。
会場がVRセンターの上ということもあり
発表する先生方は診療の合間に発表を
行っていました
午後から始まり、大阪市の先生方が10名症例発表を行い
大阪府立大学の先生による特別講演も行われていました
日が暮れるのも早くなって17時にはもう外は真っ暗
VRセンターが1階。2階が発表会場です。
夜のVRーセンターはこんな感です
VRセンターからは、今年の獣医学術近畿地区学会で
優秀研究者褒章受賞した戸次先生と田戸先生を含め
4名の先生が発表を行ないました。戸次先生
『橈骨神経断裂を併発した上腕骨遠位粉砕骨折の猫の1例』
田戸先生
『広範囲尿道切除に対し包皮と反転陰茎粘膜を用いて再建を行なった犬の2例』
澤木先生
『ライソゾーム病と診断した野外猫の1家系に関する検討』
森下先生
『造影CT検査にて異所性尿管と診断し外科的治療を実施した雌犬の1例』
夜は獣医さんが集まり懇親会も開催されていました
懇親会会場からは、賑やかな声が聞こえてきていました。
懇親会は、一本締めで締めくくり
大きな声の一本締めが会場外まで聞こえていました
献血ドナー登録していただきました。玄希くんです♪ 2015.12.10
先日、新しく献血のドナー登録をしてくれたワンちゃんがいます
アメリカンピットブルの玄希くんです
もうすぐ2才の男の子
アメリカンピットブルというと気性が荒いのでは
というイメージもありますが、玄希くんは
とってもお利口さんなワンちゃんでした
帰り際、受付でとても愛らしい表情をしてくれました
この表情を見れば一目瞭然
愛くるしさ200%です
久しぶりにVRセンターの献血サポーターの輪が広がりました。
ご協力本当にありがとうございました
病気のお話シリーズ vol.8 “犬の前十字靭帯断裂 パート2” 2015.11.30
今月の病気のお話は、整形外科の戸次先生からです
前回7月に、犬の前十字靭帯断裂 パート1をお送りした続きのお話です。
~。。。。。~
~。。。。。~
~。。。。。~
~。。。。。~
ネオベッツVRセンター整形外科の戸次です。
今回の“病気の話”は、『犬の前十字靭帯断裂 パート2』です。
パート2では、前十字靭帯疾患の診断をお話しします。
前回も視診や触診に関しては、簡単に触れましたが、
患者様がVRセンターに初めて来院され、どのような検査を行い
診断するのかを、実際の診察の流れで解説します。
まず大型犬であれば駐車場
(雨の日は室内
)
小型犬は診察室内で歩様や姿勢を観察し、
どの程度の症状かまた他の問題がないかどうかを確認します
次に触診ですが、まずは起立した状態で膝関節の腫れや
大腿骨と脛骨の位置関係を優しく触ります
そして、前十字靭帯が機能しているかどうかの徒手検査として
脛骨圧迫試験や脛骨前方引き出し兆候の有無を確認します。
この時に痛みを発現することも多いため、できるだけ1回で
終わらせようとがんばりますが、性格が怖がりやナーバスな場合は
緊張して膝関節の不安定性を検出しにくいので、リラックスできるよう
オーナー様にも頭を撫でてもらったりして協力していただきます
膝関節触診風景
(左右の膝関節の腫れや脛骨前方突出を確認している)
膝関節触診風景
(立位での脛骨圧迫試験)
触診の次は、X線検査を行います。
X線検査の目的は、関節の変形具合(骨関節症の観察)
対側肢にも同様の問題が隠れていないかどうか
腫瘍性疾患がないかどうかの確認を行うことです。
前十字靭帯部分断裂の初期は、触診でもわからないことが多く
X線検査で疑診することが重要となります。
X線検査は、2~3人で動物を保定し、膝関節の正面方向と
側方向からの2方向を左右後肢で撮影します。
診断に用いるX線画像は、通常無麻酔で撮影します。
ただし、手術計画を立案するX線画像は麻酔下で撮影した画像を用います。
X線検査風景
(うつ伏せで膝関節を撮影しているところ)
膝関節X線画像
この時点で、多くのケースにおいて前十字靭帯断裂
(部分断裂を含む)の診断が下されます。
これらの検査結果をふまえて、次のステップとなる
関節鏡検査及び前十字靭帯の治療方法、予後などの
説明をさせていただき、初診当日の診察が終了となります
次回パート3では、麻酔下検査として関節鏡検査や
CT検査を説明していこうと思います
ネオベッツVRセンターから献血のお願い 2015.11.25
ネオベッツVRセンターでは献血ドナー登録をして
いただけるワンちゃんを募集しています
現在、ドナー登録していただいているワンちゃんは13頭
こちらが献血ドナーのワンちゃんたちです。
待合に掲示しております
たくさんいるような感じもするかもしれませんが
まだまだ足りていないのが現状です
重度の貧血状態の患者さんや、輸血を必要とする
手術を行う場合に必要となります。
輸血は急遽必要となる場合もあり、ドナーさんのご都合と
合わないことも多々あります。
その為、1頭でも多くのワンちゃんにドナー登録をして
いただけると非常に心強いです
献血ドナー登録には、条件があります年齢:9才未満
体重:10キロ以上の中・大型犬
各種感染症に対する予防を行っている健康な犬
詳細はこちらをご覧ください
ドナー登録していただいたら
感謝状、血液型刻印ロケット、献血ガード等を
お渡ししております。
また、献血の度に血液検査による健康診断を無料で
行っております。
ご興味を持っていただけた方は
当センターまでお気軽にご連絡ください。06-6977-3000