ネオベッツVRセンター(MRI・CT完備)|大阪の動物病院

ブログ

VRセンター GW診療について                                        2019.4.25

先日、久しぶりに献血にご協力頂いたふぁん太ちゃんです
急なお願いにもかかわらず、ご来院頂きとても助かりました。

そんなふぁん太君にお手伝いをしていただき、
VRセンターのゴールデンウィークの予定をお伝え致します



病気のお話シリーズ vol.18 “骨肉腫”                                2019.4.17

今回の病気のお話ブログは総合診療科の武内先生から
『骨肉腫』に関するお話です

よく聞く病気ですが、詳しくはご存知ない方も多いのではないかと思います。
分かりやすく解説していますので、是非読んでみてください。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

総合診療科の武内です。
今回は、かかりつけの病院でも診断、治療される機会が多い
犬の『骨肉腫』という病気について説明させていただきます。

骨肉腫とは?

     まずはじめに、『肉腫』とは、悪性腫瘍、いわゆる『がん』の一種です。
     『骨肉腫』は、犬の骨に発生する悪性腫瘍で最も多くみられるもので、
     骨腫瘍全体の90%以上を占めると言われます。

 どんな子のどんな所にできるの?
     大型犬や超大型犬に多くみられますが、小型犬でも見られることがあります。
     全身のどの部位でも発生する可能性はありますが、特に四肢での発生が多く、
     図の位置でよく見られます。

     

 どんな症状が出るの?
     骨融解(腫瘍に骨がとかされること)により、痛みが生じます。
     そのため、発生部位によって跛行(足をうまくつかない、痛そうに歩く様子)が
     見られることがあります。
     骨融解の程度によっては骨折が起こったり、激しい痛みを訴えることがあります。

 どうやって診断するの?
      レントゲン検査やCT検査で病変を確認し、細胞診(細い針で細胞を採取)や
      組織生検(太い針で組織をくり抜く)で診断することが多いです。
      ただし、病変が小さい場合は骨の生検は困難となることもあるため、
      骨肉腫が疑われているのに検査で検出されなかった場合には、
      本当に腫瘍ではないのか、組織の採取が難しかったからなのか、
      結果の解釈には注意が必要です。


        橈骨に発生した骨肉腫のレントゲン画像
        骨がとけ、周囲の組織が腫れています。
   

        同じ症例のCT画像
        骨融解がよりはっきりとわかります。
   

 どんな特徴があるの?
     非常に転移しやすいことが特徴で、発見時には90%以上の患者さんで
     すでに身体のどこか(肺や骨など)に転移が起きているとされます。
     ただし、レントゲン検査や
CT検査などで検出されないほど小さな
     病巣であることが多いです。
     そのため、診断の時点では画像検査で転移の所見がなくても、
     微小な転移がある前提で治療方針を立てなければいけません。

 どうやって治療するの?
     治療の戦略は原発巣(おおもとの病変)に対するもの、転移巣に対するもの、
     疼痛に対するものなどに分けて、患者さんの状況に応じて考える必要があります。


      原発巣に対する治療
           ・腫瘍の外科的切除(断脚など)
           ・患肢温存手術
           ・放射線治療

         転移巣に対する治療
          ・化学療法(抗がん剤など)

       疼痛に対する治療
          ・鎮痛薬
          ・ビスフォスフォネート製剤(骨融解を抑える薬です)
          ・放射線治療

 予後(病気がたどる経過)は良いの?
     四肢の骨肉腫の場合、原発巣の手術と抗がん剤による治療をした場合の
     1年生存率は約50%2年生存率は20%とされるため、一般的には予後は
     良くないと考えられます。
     ただし、小~中型犬の場合は大型犬と比較して予後が良い、
     四肢の中では上腕骨が最も予後が悪い、下顎に発生した骨肉腫は転移しにくい、
     など、それぞれの患者さんの状況によって違なります。

 さいごに
     骨肉腫は、手術や抗がん剤など積極的な治療を行うことにより生存期間が
     延びることがわかっている腫瘍の一つです。
     骨肉腫が疑われる、または診断された場合には、早期診断、早期治療の
     実施が勧められます。


     この病気を疑う症状が見られる場合には、まずはホームドクターの先生に
     是非相談してみて下さい。

2019年新入社員紹介                                            2019.4.11

4月、新年度がスタートしましたね

世間で話題の平成最後の新入社員
VRセンターにも4名の動物看護師が入社しました。

   先日行っていたオリエンテーション会場を覗いてみると・・・

 
   フレッシャーズ達長時間のオリエンテーション後も
   疲れ知らずでいい笑顔がでていました

ここで、ひと言インタビュー
 目指している動物看護師像は
 得意なことor興味があることは

 千葉動物看護師 
 動物にもオーナー様にも信頼していただけるような動物看護師を目指しています
 笑顔での対応

 伊東動物看護師 
 オーナー様の気持ちに寄り添うことができる動物看護師を目指しています
 眼科の分野にとても興味があり、得意分野にしたいと思っています

 樋口動物看護師 
 テキパキ動いて、仕事をきちんとこなし、獣医師のサポートがしっかりできる
      先輩方のような動物看護師を目指しています
 動物看護師として得意な事はまだありませんが、掃除は隅々まで
      きれいに行える自信があります

 村山動物看護師 
 飼い主様や他のスタッフから信頼を得ることができ、また臨機応変に動ける
      対応力のある動物看護師を目指しています
 動物や人と笑顔で接することが得意です

既に、アルバイトや実習で院内の状況を把握している
新入社員も多く、先輩たちに付いてみんな積極的に業務に
取組んでいます
24名となった動物看護師
久しぶりの大所帯で活気に溢れているVRセンターです

                     夜は歓迎会を行いました~
                     飲んで飲んで飲んで食べて飲んで

                           写真の通り、とにかく楽しい時間でした

献血 ご協力ありがとうございました                                    2019.4.4

先日献血に協力してくれたワンちゃんたちです

大阪もいよいよ桜が満開間近となってきました

ポカポカ陽気で、ワンちゃんとのお散歩が楽しくなる季節ですね
ボルトくんもお散歩をしながら当院まで来てくれました。

先日は、ご近所の方がお散歩をしながら、ドナー登録に来てくれました。

ご協力いただきありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します

大阪城リレーマラソン初参戦!!!                                   2019.3.25

 3月21日、あたたかな春分の日
 
     
 

 大阪城公園で開催された
 「大阪城リレーマラソン」にチームNEO VETSとして初参戦してきました

   
 

 
 42.195㌔を9人で走ります
 強脚組、3名は2㌔を3周RUN
 その他6名は2周RUN

 しかも、驚きの制限時間4時間
 数名は、オーバーペースでのノルマを課せられ
 時間内での完走を目標に
 いざ
  
  
 周りのランナーの速さにビックリ
 つられて好タイム連発 
 どんどん周回を重ね
 アンカーはやっぱり王寺先生

  
  
 ゴールで待つ私たちも驚くほどの速さの中、満面の笑みでゴール 

   
    
 
 
 結果
 469チーム中235位 
   
 普段の診療でのチームワークがいかされたのか!!?
 この日のチームワークが日々の診療にいかされるのか!!?
 兎にも角にも、
 みんなが楽しんでいたのが、何よりではないでしょうか
 
 
 

 

 来年は、さらに上位を目指して!?!?!?
 

献血 ご協力ありがとうございました                                    2019.3.14

先日献血にご協力してくれたワンちゃんたちです

         

今回、2頭のワンちゃんが新しく献血ドナーになってくれました。
今後もご協力宜しくお願いします

新規導入機器紹介:緑内障治療装置                                  2019.3.5

今回は眼科の小山先生が、新しく導入した機器を紹介します


∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

今回は新しい緑内障治療装置をご紹介します。

緑内障
眼球内の房水という水分の排泄が悪くなり、
眼の中に溜まりすぎるために眼球内の圧力が高くなり、
視神経が障害される疾患です

眼圧が高くならない緑内障もありますが、動物では
ほどんどの症例が眼圧上昇することにより発症します。

治療の目的は
眼球内の圧力を下げることにより視神経を守ることになります。

治療には
点眼や注射を用いて眼圧を下げます。
しかしながら緑内障は進行
する疾患なので、
残念ながら内科治療に限界が生じることがあります。
その際には眼圧を下げる手術が必要になります。

今回紹介する装置はレーザー光(マイクロパルス)を用いて
眼圧を低下させる
ものとなります。
今までにも同様の手術装置はあったのですが、
今回の装置は新しい技術を用いたものとなります

          新しいレーザー装置


もともとレーザー光を用いた緑内障治療は、房水の産生を行っている
細胞にレーザーを照射し、細胞を壊すことにより房水産生を抑える
治療になります。

眼にメスを入れる手術とは異なり容易に手術を受けることができますが、
レーザー光による炎症や発熱が眼球内部の組織を障害することが
問題となっておりました。

   従来のレーザーにて治療した眼(手術翌日)


今回のマイクロパルスレーザーはレーザーの照射を断続的に行うことにより、

眼に対する障害を減らすことが可能になりました

    新しいレーザーにて治療した眼(手術翌日)


手術には麻酔が必要で、手術にかかる時間は従来とほぼ同じです。

まだまだ手術実施症例が少ないのですが、炎症を伴う緑内障や、
炎症を起こしやすい患者さんにとっては朗報となると思われます

武内先生紹介                                                  2019.2.19

今回は、昨年の夏からVRセンターのスタッフとなった
総合診療科の武内 亮先生を紹介します

武内先生は、一次診療の動物病院で勤務後、
北海道大学の外科診療科で主に軟部・整形・神経外科の
診療と手術を行いながら、日本獣医麻酔外科学会の
小動物外科専門医のレジデントとして研修を受けていました。

元々関西出身の先生、実は学生時代にもVRセンターに
興味を持っており、病院見学に来ていました

その後、多くの経験を積み、再びVRセンターへ
そんな先生に、いつくか質問をしてみました

なぜ、VRセンターで勤務しようと思ったのですか
  『二次医療の提供を通して地域の飼い主さん、獣医さん達に
  貢献したかったから。
     そして、スタッフ達の雰囲気の良さと、働きやすそうな環境だなと
    感じたから』と話す先生。

実際に勤務してみて・・・
  『診断や治療が難しい患者さんに対して、獣医師同士、
  動物看護師とも、先輩後輩関係なく相談や
  ディスカッションがしやすい雰囲気であることが
  高度医療を提供する上でとても良い環境だと思っています』
 また、
   『週1回行っている獣医師の院内カンファレンスでは
  学会発表さながらに活発な議論になることが多く、
  様々な分野のスペシャリストの視点から
  多くの知見を共有できることが非常に良い刺激になっています』

と、とても丁寧に質問に返答してくれた先生。
スタッフからもまじめ
そして、大学病院に長期間在籍し、学生さん達と過ごす時間が
長かったこともあり、教え方が上手で知識が豊富との声も

    手術中も、共に手術に入っていた研修医の田中先生に
    随時解説をしながら、丁寧に手術を進める武内先生

 先生の得意分野も聞いてみました
  『北海道大学の外科診療科で腫瘍科も兼任していた為
  腫瘍学全般(外科、内科、放射線科)を得意としています』

  現在は、北海道大学で整形疾患の診療も行っていたこともあり
  整形外科の診療も行なうオールマイティな武内先生です
  総合診療科にピッタリ

 VRセンターの動物看護師の印象は
    『看護能力だけでなく、会議や学会発表などにも力を入れて
  取組んでいることに驚きました。
  向上心の高いスタッフが多い為、院内スタッフからの
  厳しい視線を感じ、背筋が伸びる思いで診療に取り組んでいます』
  と話す先生。
  確かに、診療に打ち込む姿勢には強い拘りを感じます。
  歩いている時の姿勢もとてもいい武内先生です・・・

オフの時間の楽しみも聞いてみました
『最近、休日に少しずつマラソンをしています』

VRマラソンチームリーダーの王寺先生から
「マラソンをすると手術が上手くなる」と聞いたそうですが・・・
効果はまだ実感していないそうです

VRセンターにはフルマラソンに出場するガチのランナーが多いことにびっくり
と苦笑いの先生

今年の大阪マラソンは、チームネオベッツにメンバー入りしているかも・・・< br />
お休みの日は、大好きなお酒に合うおつまみを
自分で作るという一面も

料理上手な先生が以外と多いVRセンターです

VNブログ 【家族動物紹介】                                         2019.2.4

今回のVNブログは、柏動物看護師が愛猫を紹介します

。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。

皆さん、こんにちは。
動物看護師の柏美帆です

学生時代より、働きたいと思っていたVRセンターに就職して
今年の春でもうすぐ4年目になります。

今回、私の家族動物を紹介します。

まずは1頭目

名前はメルといい、今年で6歳になる雑種猫の女の子です
性格は人見知りです。

元々捨て猫で、保護施設から引き取りました。
出会ってしばらくは隅の方に固まり怖がっていましたが、
徐々に寄ってくるようになりました。
今では、家族に撫でられる事が大好きな程、甘えん坊な愛猫です

続いて2頭目

名前はサクラといい、今年で6歳になる雑種猫の女の子です
性格は図太いです。

この子も元々捨て猫で、メルと同じ保護施設から引き取りました。
出会った当初から、すぐに寄ってくるほど人慣れしていました。
現在では、キャットタワー、クッション、段ボール、果てにはメルまで
何でも枕にしてしまうほど、どこでも寝てしまう愛嬌のある愛猫です

この子達は私が動物看護師になって飼い始めた子達です。
動物看護師として日々の業務を行う事で、愛猫の些細な体調の変化に
気付けるようになったなと感じています。

同時に、毎日の2匹の様子を見る事で、患者さん達に対しても
少しずつではありますが、体調の変化などに気付けるようになり、
看護などを考えられるようになりました。

しかし、まだまだ看護、疾病に対して日々勉強不足だと
感じていることもたくさんあります

もっと、知識を深め、患者さん達に対してよりよい看護ができるよう、
今後も頑張っていきたいと思います


大掃除!                                                  2019.1.28

こんにちは
受付の西野です

気づけば、年が明けてもうすぐ1ヶ月が経ちますね
ほんとに月日が経つのは早い

VRセンターでは、新MRI・CT導入の工事も架橋に入り、
いよいよ完成間近です
先日1月14日(祝)は工事のためお休みをいただき、
病院では大掃除を行いました

獣医師も動物看護師も、いつもの診療用具から掃除道具へ持ち替え、
いざお掃除開始です

 

家の掃除でも、なかなか手をつけたくない換気扇…
ここは、毎年眼科医の小山先生が担当してくれています
取り外しは背の高い武内先生が
診察同様、協力しながらお掃除もテキパキ進行します

 
森下先生と柏動物看護師を発見
総合診療科でペアを組む事も多い二人
レントゲン室を担当

 
藤井先生は5つある診察室を順番に
シャワーキャップをかぶっているのは、上からのホコリ対策です

 
つづいて、長谷動物看護師は手術室前室を…

 
山田動物看護師は入院室を…

 
上田動物看護師はCT室を
みんな各自担当箇所を入念に掃除します
普段手の届かないところまで拭き拭き

私は待合室の椅子を磨きました
 
     Before
 
     After
椅子もいつの間にかアイボリーになっていましたが、
ホワイトに元通り

病院が綺麗になると、心も晴れやかにスッキリしました
患者様にも綺麗な病院に来てもらえるとうれしいです
この状態を保てるように、普段からきれいに使用するよう
心がけていきます