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佐藤RIRE君、献血 ご協力ありがとうございました 2016.7.31
先日、新しく献血のドナー登録をしてくれたRIRE君です
RIRE君は、2才のグレートピレニーズの男の子です
少し前まで整形外科の治療で通院していました。
今日は、初めての献血にお母さんと同居犬のワンちゃんと
一緒に来てくれました。
診察室でお預かり中の間、写真を撮らせてもらいました
お母さんと別れて診察室でひとりぼっち
少ししょんぼり顔になっています
扉の向こうの待合で待ってくれているお母さんが気になるの
なんだが落ち着かないな。。。
診察室の中を行ったり来たり
でもとってもフレンドリーなRIRE君
人が大好きみたいでカメラを構えると急接近してきます
ようやくフルショットが撮れました。
後肢は手術をしたので毛がまだ伸びていませんが
全身真っ白でふわふわ。とってもきれいな美白王子犬です
しばらくすると・・・・・・だんだん落ち着いてきました
すっかりくつろぎモード
初めての献血でしたが、献血中、戸次先生と杉井動物看護師の
『リルちゃんもう少しで終わるよ』 『リルちゃんいいこやな~』の
声掛けに答えてくれ、とてもお利口さんに献血をさせてくれました
ご協力ありがとうございました
本阿彌宗紀先生 院内セミナー 2016.7.25
7/23(土)、本阿彌宗紀先生をお迎えし、院内セミナーを行いました
本阿彌先生は、東京大学付属動物医療センターで整形外科と
神経外科の診療を行っています。
現在、整形外科の診療は、主に触診やレントゲン検査を行っています。
本阿彌先生は診療に超音波検査も取り入れ、超音波検査で
どのような画像が診れ、どのような病気の診断が可能であるか
研究されている先生です。
今回、前十字靭帯損傷の患者様の検査に、超音波検査を
取り入れセミナーを行っていただきました。
当日は、午前中に講義をしていただき、午後からは院内で
整形外科疾患の患者さんの診察や手術に一緒に入っていただきました。
こちらは、超音波機械を提供していただいている、東芝医療用品様も
立ち会われ、関節の超音波検査を行なっているところです
超音波検査後、関節鏡を行い、前十字靭帯断裂と診断がでた為
そのままTPLOの手術を行なっています
超音波検査は、人間の整形外科医療では診断ツールとして
確立されていますが、獣医療ではこれから期待されている
検査方法です
VRセンターは、整形外科疾患を多く受入れている病院です
有用な診断方法はどんどん取り入れ、患者様に少ない負担で
確実な診断と治療が行えるよう努めています。
クリスタルガラスの置物☆★ 2016.7.20
骨折の治療で通院中のコタロウちゃんの
オーナー様にいただいたクリスタルガラスの置物
“ありがとう”のコメントとワンちゃんネコちゃんを
彫り込んだ置物です
お仕事で作られているそうで・・・・・
VRセンターを表彰してもらった気持ちになりました
受付に飾っています。
精巧に作られているので、ご来院の際
じっくりご覧ください
VNブログ 【動物病院でのストレスを少しでも減らす方法】 2016.7.16
今月のVNブログは岡本動物看護師から
動物病院でのストレスを少しでも減らす方法のお話です。
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去年の9月にVRセンターに入社した、動物看護師の岡本です。
動物看護師になり今年で、10年目になります。
VRセンターで勤務する前は、エキゾチックアニマルの診療補助や
仔犬のしつけ教室を担当していました。
VRセンターでは、重症な子や麻酔をかけて検査や手術を受ける子が
多く来院するため、少しでも患者様・飼い主様の不安やストレスの
緩和を心がけ、診療の補助をしております。
少し私の家族も紹介させて頂きます 名前:ツミ木(ツミキ)
犬種:ウィペット
生年月日:2012年5月11日 (現在4歳)
性別:女の子(避妊済み)
出身地:広島
今まで、鳥やモルモットなどエキゾチックアニマルとしか一緒に
暮らした事がなかったのですが、もっと犬の事が知りたくて
悩みに悩んでお家に迎えた念願の子です
特徴は鳴き方で、少し変わっており「アウアウ」と鳴き
「ワンワン」言えません
待合室にある動物看護師紹介コーナーに私と一緒に写っているので
良かったらご覧ください。
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今回、私からは「動物病院でのストレスを少しでも減らす方法」
についてお話しさせて頂きます。
健康なワンちゃんでも、狂犬病ワクチンや混合ワクチン
ノミ・ダニ・フィラリヤ予防で、年に1回は動物病院へ訪れる
機会があると思います。
また、怪我や病気になると、場合によっては入院が
必要になる事もあります。
ワンちゃんにとって病院でされる事=自分にとって大事な事なんだ
と理解してもらうのはとても難しいです
例えば病院に来て9つ良い事があり1つだけ嫌な事で終われば
許してくれるかもしれませんが、1つも良い事なく10の嫌な事で
終われば誰でも嫌いになると思います。
苦手な場所で、苦手な人たちに囲まれ治療や入院をすると
ストレスで免疫を下げてしまい、それにより治療が長引いて
しまう事もあります
実際に、入院中に緊張のあまり食事がとれなかったり
お顔を拭いてあげたくても咬みにきてしまうのでケアが
出来なくなってしまうケースもあります。
そこで、病院に対する苦手意識を無くすために日頃から
出来る事を幾つか紹介します
散歩中に病院の近くを通った際、中に入らなくても
駐車場や玄関で大好物のオヤツをあげる。
嘔吐や下痢の症状がなければ、待合室で待っている間や
診察後にご褒美としてオヤツをあげる。
受付・動物看護師・トリマー・獣医師などスタッフから
オヤツをあげてもらう。
ホテルとして利用できる病院や、トリミングを行っている
病院があれば活用する。
などです。
病気も予防が大切な様に、病院に対しても苦手意識を持つ前に
苦手と思わせない事が大切です
そのためには、子犬の頃からのしつけも重要となってきます。
最近では、子犬のしつけ教室を開催している病院もありますので
参加するのも一つです。
子犬に限らず1歳を超えているワンちゃんでも、時間はかかりますが
病院でのストレスを軽減できるので日頃から練習する事が大切です。
ワンちゃんがより良い生活を送れるように一緒に練習してみて下さい
しつけで分からない事や、上手くいかない事などあればお気軽に
御相談下さい
執筆活動 2016.7.13
今月創刊された、『犬と猫の神経病学 -総論・技術遍-』に
VRセンターの宇根副センター長と神経科の王寺先生が
執筆を行いました。
宇根副センター長
『後頭骨切除術・大後頭孔減圧術』について
王寺先生
『頚部における腹側減圧術(ベントラル・スロット)』について
執筆しております。
この書籍は、神経病の動物の診断および治療を行なう
獣医師向けのバイブルとなっています
以前『犬と猫の神経病学 -各論編-』がでており
今回、第2弾として“-総論・技術遍-”が発刊されました。
執筆を行なっている先生方は、獣医神経病界で
日本を代表するスペシャリストと称されている
37名の先生方がです。
その37名の中にVRセンターから2名の先生が
選ばれております
VRセンターの神経科はそんな先生方が中心に
診療を行っています
VNブログ 【グルーミングのお話し】 2016.6.30
今月のVNブログは上田動物看護師から
グルーミングに関するお話しです。
こんにちは、動物看護師の上田晃嗣です
私はだんじり祭りが有名な大阪の南部にある岸和田市出身で
高校卒業後、VRセンターの隣にある専門学校で3年間
動物看護を学びました
当センターに就職し今年で2年目になります。
まだまだ勉強することはたくさんありますが、少しずつ仕事の
幅が増え、日々やりがいを感じて仕事をしています。
現在私が興味を持っていることは当センターで行なう
“グルーミング(お手入れ)”です。
専門学校在学中に動物看護とは別にグルーミングの授業や
トリミング講座にて学ぶ機会がありました。
動物が綺麗になっていく姿に喜びと楽しみ、そしてやりがいを
感じました。
卒業後も時々専門学校へワンちゃんのカットをしに行ったり
友達に頼まれた時はカットをしに出かけています
就職してからグルーミングをする機会は減ったものの、様々な
病気の動物たちと日々接する中で、何か少しでもグルーミングに
関して役立つことはないかと考えるようになりました。
今回は現在当センターで行っているグルーミングを少し
紹介したいと思います
足裏の毛刈り
整形外科疾患(骨折、前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼など)や
神経疾患(頸部または胸腰部椎間板ヘルニア、環軸椎亜脱臼など)を
持つ動物に対してよく行なっています。
なぜ必要
→足裏の被毛が伸びているとフローリングなど床の材質に
よっては滑ってしまうため
整形外科疾患の場合、滑って転ぶことにより病態が悪化
することがあります。
また、プレートやピンを用いて骨を固定する手術を行った
場合再骨折やピンが曲るリスクがあります
→リハビリの効果を促進させるため
足が麻痺してしまう疾患の場合、手術後にリハビリが必要な
場合があります。
足裏の被毛を刈ることにより足の踏ん張りが効きやすくなります。
肛門周りの毛刈り・お尻周りの被毛のカット
なぜ必要
→病気やストレスにより便が緩くなってしまうと、お尻周りの
被毛が汚れてしまうため
入院中の動物たちの被毛が便で汚れてしまった場合
その部分だけシャンプーを行ないますが、病気で
しんどい時は、負担も大きくなるため汚染範囲の軽減と
洗浄時間の短縮を目的に行います。
目周りの被毛のカット
なぜ必要
→目周りの被毛が伸び被毛が目に入るとそれが刺激になり
涙の量が増えたり、目が充血したり、目ヤニが出たりするため
人でも前髪が目の中に入るとチクチクして痛いですよね
その刺激を取り除いてあげるために目にかかる被毛をカットします。
以上、日々行なっているグルーミングについて少し紹介しました。
他にも耳掃除やブラッシング、目ヤニ取りなど動物たちの状態を
見て随時行なっております。
これからも動物たちに少しでも快適な生活を送ってもらうために
頑張っていこうと思います
レイクちゃんの眼帯~その後~ 2016.6.28
今回は、先日ご紹介した福嶌動物看護師 手作り眼帯の
続遍をお伝えします
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皆さん、こんにちは。
動物看護師の福嶌歩です
ふたつ前のブログで、手作り眼帯をご紹介しました
眼球摘出の手術を行い、あの眼帯を装着して退院したレイクちゃん。
先日、放射線治療のため当センターに来院しました
待合室で待っているレイクちゃんを呼ぶと・・・
格好良い新しい眼帯に変わってるー
お母さんにお聞きしたところ、私が作成した眼帯を基にして
お母さんが手作りしたそうです
こちらが、お母さんの手作り眼帯を装着したレイクちゃんです
左耳の下から頭の後ろを通り、右耳へとゴムが付け足されており
(矢印の箇所)安定した装着となっています。
まだまだ試行錯誤中とのことでしたが、私が作成したものよりも
ピッタリとフィットしており、さすがお母さんの手作り
と言った感じで大きな愛情が伝わってきました
眼帯があるのとないのとでは、お母さんのお気持ちはどうですか?
と尋ねたところ
『全然違います犬用の眼帯は売っていないし、あの最初の眼帯が
なかったらどうしていたんだろう・・・と思います。
普段洋服などは着ない子なので、今は眼帯作りが私の楽しみに
なっています。』
と、非常に嬉しいコメントをいただきました
入院時や退院時に涙されることがあったお母さんですが
この日は笑顔で話されており、もっと良いものを作るぞ
と意気込んでおられる姿を見て私もホッとしました。
放射線治療で一時預かりしている際は
『抱っこ抱っこ
』と、少し寂しがりやで甘えん坊のレイクちゃん
しばらくの間、放射線治療頑張ろうね
お母さんの手作り眼帯、今後も楽しみにしています
望月先生紹介 2016.6.27
今回は、昨年末からVRセンターで勤務している
望月俊輔先生を紹介します
望月先生は、一次診療の動物病院に勤務後
大学の付属動物病院で、主に泌尿器科、一般外科の
診療補助を行っていました。
VRセンターでは総合診療科に属し、CT検査や
内視鏡検査を行い、泌尿器疾患、消化器疾患、
肝胆道系疾患を中心に、他幅広い疾患の診療を
担当しています。
大阪生活が初めての望月先生にひと言インタビュー
大阪らしいな~と感じた瞬間は?
『当然のことですが、みなさん関西弁をお話しになる
というのはとても新鮮ですね』
おいしいものがたくさんある大阪
大阪で食べておいしかった食べ物は?
『月並みかもしれないですが、串カツがとてもおいしくて
お気に入りです』
そんな望月先生の診療に対するポリシシーを聞いてみました
『適切な診断、治療を行うことはもちろんのこと、丁寧な
インフォームを行い、できるだけ患者さんとご家族に
寄り添った治療を心がけています』
スタッフからも診療が丁寧、そしてさわやかとの声が多い望月先生
望月先生が加わり、総合診療科の層は更に厚くなりました
どの診療科を受診するか・・・・判断し辛い患者様は
まずは総合診療科が担当し、他の科の先生と
連携をとり診療を進めております。
先月は、163件のCT検査を行い過去最多の撮影件数となりました。
緊急を要する患者様の検査も早期に対応できる様努めております。
入院患者さん用手作りクッズ 2016.6.15
今回は、VRセンターで女子力の高い福嶌動物看護師が
入院中の患者さん用に手作りしたグッスを紹介します
ひとつめは・・・・・
レイクちゃんの眼帯
手縫いで作成した眼帯。ゴムの輪っかを耳にかけると装着
ゴムの長さを微調整し、サイズはピッタリです。
学生時代、身に着けた技らしく、眼帯のリボン飾りも手作りです
今回レイクちゃんは、左眼の眼球摘出を行ないました。
診察時や入院時に感じたオーナー様の様々な気持ちから
きっと手術後の痛々しい傷口を見るのが辛いと強く思い
少しでも軽減できれば・・・・という気持ちを込めて
福嶌動物看護師が考えたのが眼帯でした
退院時は眼帯を付けて帰りました
症状によっては眼帯の着用はできませんが
今回、オーナー様から、『かわいいいの作ってくれて』と
うれしいお言葉をいただきました。
傷口が癒えるまで活躍してくれるかな・・・・
そしてもうひとつ。。。。。。。
チロルちゃんの立位維持BOX
以前、他の患者さんにも作った立位維持BOX。
今回は、約1kgと小さなチロルちゃんに合わせて
三角形の形で作成しました
真っ白なBOXをかわいくデコって完成です
門脈シャントの手術をおこなったチロルちゃん。
元々お家でも食後嘔吐することが多く、立ち姿勢で
食事をしたり、食後しばらくの間立ち姿勢をキープ
していると嘔吐の頻度が少なくなるとお伺いしていました。
入院中は、動物看護師が抱っこしていることも
ありますが、BOXに入ると、落ち着いてひとりで
立ち姿勢をキープできます
BOXの中でリラックスしてウトウトしていることも
しばしば・・・・・
入院中BOXに入っている姿があまりにも可愛くて
みんなに癒しを振りまいてくれていました
オーナー様からのご要望や動物たちが入院生活を少しでも快適に
過ごしてくれる様に、スタッフは様々な工夫をしています
AOVET学会報告&新Cアーム導入 2016.6.14
6/2(木)~6/4(土)迄、横浜でAOVETの学会が開催されました
毎年この時期に行なわれている整形外科の国際的な学会です。
AOVETは、スイスに本部があり、獣医師向けに骨折治療に関する
教育活動を行なっている団体です。
骨折治療の最新情報や実技習得の為に、国内から多数の先生方が
参加されており、今年も川田センター代表は講師として参加していました。
講師陣の写真 2列目の左端が川田センター代表です
外科治療を多数行なっているVRセンター
先日、VRセンターの手術室のCアームが新しくなりました
GE Healthcare OEC9900
骨折や、前十字靭帯断裂など、整形外科の手術も多数行なっている
手術室の機器で、手術中患者さんのレントゲン画像を撮影する為に
使用しています。
新しいCアームは、映し出される画像が非常に鮮明で
今迄以上に手術の効率アップが期待できます
またブログでリニューアルしたCアームの詳細について
ご紹介したいと思っています